ヨーロッパ　クラシック界の新星たちの来日公演「ライジングスターシリーズ 2010～11」

～バッハへ挑む～
J.S.バッハ：無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
J.S.バッハ：無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
J.S.バッハ：無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004

日本人の父とギリシャ人の母のもと、ベルギー王国ブリュッセルに生まれたノエは、ブリュッセル、フランスのパリ、ドイツのカールスルーエという、それぞれ特徴的な音楽院へ学び、ナポリ・クルチ国際コンクール、ニューヨーク・ヤング・アーティスト国際コンクールでともに優勝を果たすなど、近年、大型新人ヴァイオリニストして世界的な注目を集めています。2010年10月は、初のジャパンツアー、初のソロアルバムリリースと話題が続き、大人気の予感がひしひしと。バッハ・プロは東京のみ、120席の贅沢な空間で、18世紀の銘器ニコロ・ガリアーノの豊潤なサウンドをお楽しみ下さい。

～眠れぬ夜のために～
J.S.バッハ：ゴルドベルク変奏曲 BWV988（全曲）

※このプログラムには休憩がありません。

ヨーロッパの名だたるフェスティバルでセンセーショナルな成功を収めている若者が、このアレス。大西洋を望むスペインの古都ピーゴに生をうけ、ピーゴ国際ピアノ・コンクール、パリのルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールをともに制覇したのち、オランダのハーグ王立音楽院へ進学してチェンバロを学びました。超絶技巧に加え、絢爛たる音色とフレージングでコンサート会場を熱狂の渦でつつむ希有なチェンバリストです。今回は、有名なユトレヒト古楽音楽祭で絶賛を博した大バッハの名曲を、自ら選定した楽器、自らの調律を駆使して贈ります。初来日。

～ベルベット・トーンの快楽～
プーランク：クラリネット・ソナタ
吉松隆：鳥の形をした4つの小品 Op.18
シューマン：幻想小曲集 Op.73
ドビュッシー：クラリネットとピアノのための第1狂詩曲
ブラームス：クラリネットとピアノのためのソナタ 第1番 へ短調 Op.120-1

クラリネット界へ彗星のごとく姿を現したシャーリーは、ニコレ、ホリガー、パユなど管楽器の大スターを生んだジュネーヴ国際コンクールの2007年最高位受賞者。『ベルベットのようになめらか』（フランクフルト）、『優美・魔術的・超完璧』（ハイファ）と評されるクラリネットのホープです。ペライア、シフ、フライシャーの愛弟子、名手アーナーとともに、今回が初来日。カトザップ、マイヤー、ストルツマンという相異なった個性の師匠から受け継いだ知的で繊細な演奏をお楽しみ下さい。首都圏唯一の演奏会です。