昨秋の大好評企画「スーパーコンチェルト」、本年は音響の素晴らしさと鑑賞環境の豪華さ、優雅さを誇るサントリーホールでみなさまをお迎えします。
ドイツ・ミュンヘンで連日完売公演を記録、大指揮者の子息で日本人の母をもつ期待の超新星ケン=デイヴィッド・マズアがいよいよ東京へ初登場。近年ますます評価が高く、その積極的な活動がマスコミでも大きく紹介されている日本フィルとの初タッグに期待が高まります。3人のソリストは、いずれも世界を舞台に活躍するライジングスターたち。
世紀を超えて愛され続ける名曲を、こころゆくまでお楽しみ下さい。
ケン=デイヴィッド・マズア
ドイツ正統派の若きマエストロ登場
ケン=デイヴィッド・マズアKen-David Masur(指揮)
ライプツィヒに大指揮者クルト・マズアの子息として生まれる。ライプツィヒ音楽院、デトモルト音楽アカデミー、ベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学を経て、2002 年コロンビア大学学士号取得。名バリトン歌手のトマス・クヴァストホフへ 5 年間師事した経歴を持ち、父マズアを始め、クリストフ・フォン・ドホナーニ、クリストフ・エッシェンバッハ、小澤征爾、シャルル・デュトワ等多くのマエストロへ学んだ。フランス国立管弦楽団副指揮者、ミュンヘン交響楽団首席客演指揮者、サンディエゴ交響楽団副指揮者を歴任、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、トゥールーズ国立管弦楽団、ボストン交響楽団等著名オーケストラへ客演を行っている。『大胆不敵』(ユニオン・トリビューン)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
古今東西のヴァイオリン協奏曲中、メンデルスゾーンと人気を二分する超有名作。ロシアの民族舞曲を織り込んだロマンティックな旋律美が圧巻。ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
ボヘミアの詩情と黒人霊歌からの影響を見事に融合し、豪壮きわまりないチェロと重厚なオーケストラがドラマチックな競演を見せる永遠不滅の名作。チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
クラシック音楽でもっとも高名なメロディーを持つピアノ協奏曲のチャンピオン。華麗・熱情・哀愁の三要素が鍵盤とオーケストラを駆け回る。ヨーロッパの伝統を一身に担う若き天才ヴァイオリニスト
ノエ・乾Noé Inui
1985年ギリシャ人の母と日本人の父のもと、ベルギー王国ブリュッセルに生まれる。ブリュッセル王立音楽院、パリ国立高等音楽院、カールスルーエ国立音楽大学を各首席で卒業。2005年シベリウス国際コンクール特別賞、2006年ヴァルセージア国際コンクール第3位を経て、同年ナポリ・クルチ国際コンクール第1位、2008年ニューヨーク・ヤング・アーティスト国際コンクール第1位、2011年ジーナ・バッカウアー賞、2012年ヴェルビエ音楽祭ユリウス・ベア賞各受賞。欧州ヴァイオリン音楽の系譜を体現した名手として、ドイツ、フランス、イタリア、アメリカ合衆国、ブラジル、アルゼンチン等世界各地で演奏活動を行い、マルタ・アルゲリッチ等著名アーティストとの共演も数多い。18世紀の銘器トマソ・バレストリエリを使用。ムターとエッシェンバッハが見出したチェロの超新星
レオナルト・エルシェンブロイヒLeonard Elschenbroich
1985年フランクフルト生まれ。ロンドンのユーディ・メニューイン・スクールへ学び、アンネ=ゾフィー・ムターとクリストフ・エッシェンバッハに見出されて、ドレスデン・シュターツカペレ、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、ヴァレリー・ゲルギエフ、ファビオ・ルイジ、エレーヌ・グリモー、ギドン・クレーメル等の著名演奏家と共演、ロンドンのロイヤル・フェスティバルホール、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ベルリンのコンツェルトハウス、パリのルーブル宮、ウィーンのムジークフェラインザール等世界の主要会場へ出演している。レナード・バーンスタイン賞受賞者、BBCニュージェネレーション・アーティスト。1693年マッテオ・ゴフリラーの銘器を使用。ピアノの妖精・心に響く美音と抒情
モナ=飛鳥・オットMona Asuka Ott
ミュンヘン生まれ。ドイツ人と日本人を両親に持ち、2歳からピアノを始めて4歳でコンサート・デビューを飾る。グロートリアン・シュタインヴェーク国際コンクール第1位、EPTA欧州ピアノ教育者連盟国際コンクール第1位並びに特別賞等多くの受賞歴を誇り、ミュンヘンのガスタイクやプリンツレーゲンテン劇場、ウィーンのコンツェルトハウス、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ルール国際ピアノ音楽祭、バイロイト音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭等一流フェスティバルへ出演して高い評価を得る。2010年南西ドイツ・フィルハーモニー交響楽団、2011年ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、2012年オーケストラ・アンサンブル各オーケストラと日本ツアーを行って絶賛を博した。日本フィルハーモニー交響楽団
Japan Philharmonic Orchestra
世界屈指の音響を誇るサントリーホールで、贅沢なひとときを。
指 揮:ケン=デイヴィッド・マズア
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
2013年10月22日(火) 開演19:00[開場18:20] サントリーホール
料金(税込) S 8,500円 A 7,000円 B 5,500円
お申込み・お問合せ
日本フィル・サービスセンターTEL(03)5378-5911[平日10時〜17時]FAX.(03)5378-6161(24時間)※未就学児の入場はご遠慮下さい。
※車椅子での入場を希望される方は、サービスセンターまでお問合せ下さい。
※やむを得ぬ事情により、出演者、曲目に変更が出る場合がございます。予めご了承下さい。
写真提供:サントリーホール